スキーマ

スキーマは、データの構造とその内容の両方を含む、レイヤーの各パーティション内のデータの組織を定義します。 HERE platform では 、プロトコルバッファを使用してスキーマが定義されます。 レイヤーでデータの読み取りや書き込みを行う場合は、レイヤーのスキーマを使用して、受信するデータの構造およびレイヤーへのデータの書き込み方法を把握します。 スキーマは、パイプラインがデータを操作するためにも使用されます。

独自のカタログおよびレイヤーを作成する場合、各レイヤーにスキーマを含めると、他のユーザーがデータをどのように使用するかを定義して、他のユーザーとデータを共有できます。

スキーマの変更

スキーマをレイヤーに割り当てると、いつでも変更でき、必要に応じて削除することもできます。

カタログの所有者のみが、カタログのスキーマ を変更できます。

データ利用者がデータを利用する可能性があるため、既存のデータとのスキーマの互換性を損なうことのないように注意してください。 新しいスキーマが古いスキーマと互換性がない場合、既存のアプリケーションがカタログからデータを読み取ることができなくなっている可能性があります。

HERE platform には、スキーマの作成、保存、および共有を可能にするサービスと、ここで提供されているスキーマを利用できるサービスが含まれています。 スキーマを表示するには、HERE platform ポータルにログインし、[データ]、[スキーマの参照] の順にクリックします。

HERE スキーマ

HERE には、 HERE Data で使用される複数の複雑なスキーマが用意されており、独自のデータレイヤーで使用できます。 HERE スキーマの例を次に示します。

複数のマップ データスキーマが含まれています。

これらのスキーマを使用すると、次のような利点があります。

  • 標準化 : HERE スキーマを使用すると、類似したデータを持つユーザーが標準形式を利用して、提供される内容の差異を減らし、一般的な属性の命名法を提供できます。
  • 共有 : HERE スキーマを使用すると、次の方法でユーザーとシステム間のデータ共有が簡単になります。 まず、プラットフォームスキーマを使用すると、地図にデータカバレッジを表示したり、イベントレベルの詳細を視覚化したりする機能がよりスムーズに動作することがあります。 2 つ目は、 HERE スキーマに含まれている標準化された記述です。これにより、ユーザーはデータおよびデータの読み取り方法をより的確に把握できます。

ユーザー定義のスキーマ

ユーザー定義のスキーマは、ユーザーが作成したカタログ内のデータの構造を記述するスキーマです。 カスタムスキーマを作成するには、 SDK をダウンロードし、スキーマ原型プロジェクトを利用します。 スキーマはデータ自体と同じプライバシ標準に従って保持されます。つまり、すべてのスキーマおよびデータがデフォルトでプライベートになります。 スキーマの作成者のみがスキーマにアクセスできます。このアクセス権は、 HERE platform 内でデータを共有または使用して操作したり、地図上でデータを表示したりするまで付与されます。

スキーマを作成するには、 HERE Workspace プランが必要です。

スキーマ不要のデータ

スキーマのないデータを HERE platform に取り込むことができます。 データがデータ作成者によってのみ使用され、共有されない場合、スキーマを使用しないデータが適している可能性があります。 また、 GeoJSON データを使用している場合は、スキーマ は必要ありません。

スキーマを使用しないデータの取り込みは、データを HERE platform に取り込む際の初期のオーバーヘッドを削減する場合にも役立ちます。 スキーマを使用せずにデータを取り込み、後でスキーマを使用してデータを変換できます。

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