カタログ、レイヤー、パーティション
データ組織
データ組織の概要については、次のビデオを参照してください。
HERE platform のデータストレージ階層は、次の部分で構成されています。
- カタログ : 階層の最上位にあるカタログは、類似した内容のデータセットをグループ化できる組織構造です。 データ共有はカタログレベルで行われ、コンテンツ全体へのアクセスを許可します。
- レイヤー : レイヤーを使用すると、類似した種類のデータをグループ化できます。 また、保存するデータの種類、サイズ、頻度を制限する設定を指定することもできます。
レイヤーには、次の 2 つのカテゴリがあります。
- スキーマ: スキーマは、データの構造とその内容の両方を含む、レイヤーの各パーティション内のデータの組織を定義します。 HERE platform では、プロトコルバッファを使用してスキーマが定義されます。 レイヤーでデータの読み取りや書き込みを行う場合は、レイヤーのスキーマを使用して、受信するデータの構造およびレイヤーへのデータの書き込み方法を把握します。 スキーマは、パイプラインがデータを操作するためにも使用されます。
独自のカタログおよびレイヤーを作成する場合、各レイヤーにスキーマを含めると、他のユーザーがデータをどのように使用するかを定義して、他のユーザーとデータを共有できます。
- パーティション: カタログはレイヤーに分割され、レイヤーはパーティションに分割されます。これにより、パーティションはシステム内のデータの最小単位になります。 パーティションはカタログ内のキー値であり、レイヤーはパーティションの名前空間です。 データは、一般的にパーティション形式で送信することも、 HERE タイリングモデルに従って送信することもできます。
カタログ、レイヤー、およびパーティションの詳細については、Data API を参照してください。
データ形式の概要については、次のビデオを参照してください。
さまざまなファイル形式を使用して、プラットフォームにデータをアップロードできます。 次のものがあります。
- csv
- プロトコルバッファ (protobufs)
- JSON
- 画像
- ビデオ
任意の形式で独自のファイルをアップロードすることもできます。
プラットフォームデータ インスペクターでデータを視覚化する場合は、 GeoJSON または Protobuf を使用してデータを書式設定できます。 GeoJSON はデータ インスペクターでレンダリングされますが、 Protobuf にはレンダラ プラグインが必要です。 ただし、ご利用のユースケースに適した HERE Protobuf スキーマを使用できます。 これらのスキーマには、次のもの
- HERE Map Content のスキーマ
- SENSORIS
- HERE リアルタイムトラフィック
HERE ツールを使用して、独自のカスタムレンダラーを作成することもできます。
Protobuf 形式のデータが含まれているレイヤーにスキーマを添付すると、消費者は Java および Scala アプリケーションで生成された言語バインディングを使用して、デコード用のスキーマをダウンロードできます。 「インスペクタ」タブの内容をドリルダウンすることもできます。
使用する HERE スキーマを選択するか、ここにある Maven 原型スキーマジェネレータを使用して独自の開発を行い、自分でアップロードできます。 独自のカスタムスキーマを使用する場合は、レンダラ プラグインを作成して地図上のデータを視覚化できます。
注 :
ここで表示ツールを使用する場合は、パーティション分割形式として HERE Tile を指定する必要があります。