はじめに
HERE Tracking は、高速で柔軟性の高い IoT の拠点となるプラットフォームです。製品に位置情報をすばやく簡単に追加できます。
HERE Tracking では、 REST API とクライアントライブラリのセットを公開して、設置面積の小さい(小さなメモリと処理能力)デバイスを含むさまざまなデバイスフォームファクタの位置追跡と仮想的なフェンスを可能にします。 HERE Tracking には、モバイルおよび Web 上のエンドユーザーアプリケーションも含まれています。これらのアプリケーションは、製品の機能を実証するための参照アプリとして使用されます。
詳細については、以下を参照してください。
メモ
使用可能な認証オプションについて は、『 Identity & Access Management 開発者ガイド』を参照してください。
HERE Tracking を使用する理由
HERE Tracking は、次のような高レベルの使用例に対処するためのリソースを提供しています。
機能 | 説明 |
デバイスを接続します | すべてのトラッカーデバイスを接続し、 IoT ソリューションを迅速に展開するための API を提供します。 |
リアルタイムの位置情報とデータ | 屋内および屋外でのデバイスの追跡、地図上のトレースの表示、ジオフェンスの作成、カスタム通知の取得を行います。 |
履歴データ | チャート、グラフ、ヒートマップなどのデータ視覚化ツールを使用して、分析のための履歴追跡データを取得します。 |
機能
HERE Tracking は、オープンで柔軟な方法で IoT デバイスを操作できるようにする一連のオブジェクトとバックエンド機能を基盤としています。 主な機能の概要を次に示します。
デバイス
クラウドにデバイスを追加し、位置情報と環境データのレポート方法を詳細に設定します。
ポジショニング
WLAN 、セル、および Bluetooth LE を使用して、 GPS なしのデバイス、または GPS が利用できないエリアでの位置を判断します。
影
お使いのデバイスの設定を管理し、報告された位置情報および環境データにアクセスします。
トレース
デバイスが収集した現在および履歴のデータにアクセスします。
ジオフェンス
デバイスがジオフェンスに入ったとき、または出たときに、イベントを生成して通知をトリガーするジオフェンスを作成します。
センサー
レポートされたデバイスセンサーの読み取りによってトリガーされたときにイベントおよび通知を生成するセンサールールを作成します。
規則
デバイスの動作によってトリガーされたときにイベントおよび通知を生成するルールを作成します。
関連付け
デバイスとルール、ジオフェンス、センサールールの関連付けを管理します。
イベント
イベント履歴を表示します。
通知
対象イベントがトリガーされたときに、電子メールまたは Webhook 経由で通知を受信します。
レポート
プロジェクトのすべての装置の履歴データを収集して分析します。
外部 ID または追加の記述データを HERE Tracking リソースに関連付けます。
クラウドとクラウドの接続
仮想デバイスを使用して、サードパーティのクラウドからデータを取り込みます。
出荷
貨物を作成および管理して、多モーダルなロジスティクスの移動状況を追跡できます。
場所
出荷の地理的な構成要素である場所を作成および管理します。
出荷レポート
正常に完了した出荷に関する出荷レポートを作成します。